株式会社Blossom Energy(本社:東京都千代田区/代表取締役 濵本真平/以下、「当社」)は、2024年4月30日、当社の元取締役である近岡旭(以下、「近岡氏」)、当社の元業務委託先の関係者である下藤充生(以下、「下藤氏」)及び、近岡氏及び下藤氏が実質的に設立した会社であるZettaJoule合同会社(以下、「ZettaJoule」)に対し、下記のとおり損害賠償等請求訴訟を東京地方裁判所に提起しておりますので、お知らせいたします。
【提起した訴訟の概要】
1.請求の趣旨の概要
ア 不正競争防止法に基づき、近岡氏、下藤氏及びZettaJouleに対し、当社の営業秘密が記録された文書等の廃棄、使用の停止及び第三者への開示の停止を求める。
イ 不正競争防止法に基づき、近岡氏及び下藤氏に対し、当社の潜在的顧客及びベンチャーキャピタル複数社宛に、当社が原子力事業からの撤退をするという事実と異なる説明を行ったことに対する訂正文の送付を求める。
ウ 会社法及び契約上の義務違反に基づき、近岡氏に対し、原子力事業の差止めを求める。
エ 不正競争防止法等に基づき、近岡氏、下藤氏及びZettaJouleに対し、損害賠償を求める。
2.請求の原因の概要(訴訟に至った経緯に関する当社の主張)
①当社は、近岡氏及び下藤氏が、当社に在籍中、または当社との業務委託契約終了直後に、当社の内部資料を持ち出したと認識しております。内部資料の持ち出しに関しては、クラウドサーバー上に履歴が残っており、当社は、これらの内部資料を当社の営業上の秘密に位置づけております。
②当社は、近岡氏及び下藤氏が、近岡氏の当社取締役在任時を含む時期に、当社の潜在的顧客及びベンチャーキャピタル複数社に対して、当社が原子力事業からの撤退をするという事実に反する説明を行ったことを確認しております。当社は、現在においても過去においても、原子力事業からの撤退をしておらず、またその予定もございません。
当社は、上記①②を含む行為について、不正競争行為及び不法行為に当たるのみならず、当社に対する善管注意義務・忠実義務、秘密保持義務、競業避止義務等にも違反し、当社の正当な利益を侵害し、かつ当社の社会的信用を毀損した行為であると考え、上述したとおり、営業秘密が記された文書等の破棄、使用の停止及び第三者への開示の停止、当社の潜在的顧客及びベンチャーキャピタルに対して事実と異なる説明を行ったことに対する訂正文の送付、近岡氏の原子力事業の差止め、及び一連の行為によって当社に生じた損害の賠償等を求める訴えを提起したものです。
なお、現時点での開示となったのは、直近に当社が原子力事業から撤退するという誤った認識に基づく問い合わせがあり、当社としては誤解を正す必要があると考えたためです。
3.業績に与える影響
本件が今後の当社の業績に与える影響はございません。また今後、訴訟経過等、本件についてお知らせすべき事象が生じた場合は、適宜公表いたします。
以上
株式会社Blossom Energy
代表者 代表取締役 濵本 真平
メールアドレス legal@blossom-energy.biz